幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。
子どもの脳 薬物を速く吸収 ~理研、サル使い実験~
子どもの脳は、薬物を大人より速く取り込んでしまうことを、理化学研究所などがアカゲザルで確認し、25日発表した。
ヒトと同じ霊長類の脳を使って見える形で裏付けられたのは初めて。年齢にあわせた投与のやり方や新薬の開発に役立つと期待される。
理研分子イメージング科学研究センターの尾上浩隆チームリーダーらは、幼少期(人間では3歳相当)と青年期(同10歳前後)、成熟期(同20代)の猿に薬を注射して、脳の組織にどれくらい取り込まれるかを、脳の断層画像を生きたまま撮影する手法で調べた。
飲んだ子どもが異常行動を起こす例が報告されているインフルエンザ治療薬「タミフル」で実験したところ、幼少期と青年期ではいずれも成熟期の1.3倍ほど速く脳に吸収された。
脳には栄養は通しても毒や薬物を排出する機能がある。タミフルは他の薬より比較的脳に取り込まれにくいが、排出を担うたんぱく質の量が青年期でも不十分らしいという。尾上さんは「体が大きいヒトでもそうなのか、検証していきたい」と話す。(2011.05.26朝日新聞)
子どもの脳は、薬物を大人より速く取り込んでしまうことを、理化学研究所などがアカゲザルで確認し、25日発表した。
ヒトと同じ霊長類の脳を使って見える形で裏付けられたのは初めて。年齢にあわせた投与のやり方や新薬の開発に役立つと期待される。
理研分子イメージング科学研究センターの尾上浩隆チームリーダーらは、幼少期(人間では3歳相当)と青年期(同10歳前後)、成熟期(同20代)の猿に薬を注射して、脳の組織にどれくらい取り込まれるかを、脳の断層画像を生きたまま撮影する手法で調べた。
飲んだ子どもが異常行動を起こす例が報告されているインフルエンザ治療薬「タミフル」で実験したところ、幼少期と青年期ではいずれも成熟期の1.3倍ほど速く脳に吸収された。
脳には栄養は通しても毒や薬物を排出する機能がある。タミフルは他の薬より比較的脳に取り込まれにくいが、排出を担うたんぱく質の量が青年期でも不十分らしいという。尾上さんは「体が大きいヒトでもそうなのか、検証していきたい」と話す。(2011.05.26朝日新聞)
PR
この記事にコメントする