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絵本 『新幹線のたび』が大人気!
好評です 絵本『新幹線のたび』~青森-鹿児島< 再び美しい風景に会えますように
新幹線で青森から鹿児島までを旅する絵本「新幹線のたび」が、人気を集めている。
空からの俯瞰(ふかん)で沿線を丁寧に描き、東北の沿岸部は東日本大震災以前の姿のまま。
震災が起き著者も出版社も迷いがあったが、「再び美しい風景を取り戻してほしい」と思いを込め、出版に踏み切った。
三重県在住のコマヤスカン=本名・駒谷貫さん(43)の作。小学生のはるかちゃんと父親が早朝に雪の新青森駅を出発し、「はやぶさ」「のぞみ」「さくら」を乗り継いで、夜に桜の咲く鹿児島中央駅着くまでを描いた。
だが、3月20日の発売を目前に控え、震災が発生。様々な思いをはせて描いた土地が想像もできない姿になるのを目の当たりにし、「絵本を見て悲しい思いをする人がいるのでは」と悩んだ。
それでも、出版社の講談社とともに、「本に描かれた美しい国土を旅できる日が必ず来る」との思いを込め、発刊を決意。印税を被災地に寄付することにした。
発売から2ヵ月足らずで4刷を重ね、計2万部を発行した。児童書としては異例の売れ行きという。ボランティアから「被災地の子どもたちに見せたい」との声も上がる。A4判33ページ。税込み1575円(2011.05.27朝日新聞)
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