子どもの熱が続いたり、おう吐が治まらなかったりする倍井、処方される薬の1つが「座薬」。
でも、「どのタイミングで、どう使えばいいのかわからない」というママたちの声も聞かれます。
しんどう小児科(城南区神松寺)の新藤静生院長(福岡地区小児科医会会長)にアドバイスをいただきました。
◆解熱剤の使い方
子どもの場合、38.5度以上の発熱があり、ぐったりしていれば解熱剤の使用をおすすめします。
また、38度前後でもぐったりしていれば使用し、熱が高くても元気があれば、使用せずに様子を見ても構いません。
一度使用しても熱が下がらない場合や、いったん下がった熱が再度上がってきた場合は、5~6時間の間隔をあけて、もう一度使用しましょう。
ただし、解熱剤を使っても、平熱まで下がったり、病気そのものが治ったりするわけではありません。
微熱程度で使ったり、短い間隔で何度も使ったりすると、手痛い温床を引き起こして命にかかわることもあります。
また、年齢や体重によって解熱剤の種類や量が異なります。
きょうだい児へ使用する場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。
特に成人用の解熱剤は、子どもには絶対に使用しないでください。
解熱剤の使用については小児科医でも意見が分かれていて、中には解熱剤を使わない先生もいらっしゃいます。
また、例えばインフルエンザでは、十分に発熱させた方が解熱までの期間が短いとも言われています。
ご家庭の考え方やお子さんの状況に合わせて判断してください。
なお、熱性痙攣が心配なお子さんは、発熱時の対応についてかかりつけ医に相談しておきましょう。
◆吐き気止めの使い方
おう吐していると、水分を取ることができず、脱水症状をお子kしやすいので、座薬の使用をおすすめしています。
おう吐が続いてぐったりしているときに使いましょう。
吐き気止めの薬は眠気を誘うので、安静をとることもできます。
解熱用と吐き気止めの座薬を同時に使う場合は、20~30分程度明けて使います。
どちらを先に使っても構いません。
◆座薬の挿入方法
座薬は冷蔵庫で保管します。
使うときは常温にもどして、ベビーオイルなど滑るものをつけて、先のとがったほうから肛門に挿入します。
すべりでないよう、しばらく肛門を押えていましょう。
特に下痢を伴っている場合は、10分程度抑えておくといいでh層。
10分位してもっざや区が解けずに出てきたら、もう一度挿入しましょう。
(リトルママ 20131115:Doctor's'sroom より)
こどもは何回でも風邪をひきますがその都度免疫をつけていきます。
冬の風は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、関、たん、のどの痛みなどの症状で、夏の発熱、頭痛、のどの痛みなどと症状が異なり、原因となるウイルスも違います。
ウイルスが原因の風邪は200種類以上存在するので、子どもは何回でもかかります。
その都度克服していくと免疫が獲得され、大人になると風邪にかかる回数が年に1回から2回に減少します。
◆かぜは万病のもと?!
色んな病気の初期症状が風邪の症状に似ていることから、昔からそういわれています。
また持病があると風邪をひくことで症状が悪化したりします。
冬のかぜでは、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎、肺炎などを合併することがありますので、油断は禁物です。
□□□□□□風邪予防□□□□□□
・うがい・手洗い
・室内の温度・湿度管理
・バランスのよい食事
・十分な睡眠・適度な運動
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◆マイコプラズマ肺炎は軽い!
昨年200例以上のマイコプラズマ肺炎を診療しましたが、入院となった子どもは1人もいませんでした。
マイコプラズマ肺炎は「本当の肺炎」と「カゼ」の中間みたいな病気です。
◆マイコプラズマ肺炎とは?
最近のなかで一番小さな「肺炎マイコプラズマ」に感染して1~3週間後に熱や関が始まります。
ほとんどは「カゼ」の症状が数日続いて治りますが、「肺炎」になる事もあります。
マイコプラズマ肺炎の熱は夕方から上がり朝方に下がるのが特徴です。
咳もだんだん強くなってきます。中には元気で登園・登校している子もいます。
治療をしなくても10日ほど熱が続いた後で自然に治ります。
治療はマクロライド系抗生剤(エリスロマイシン、クラリスやクラリシッド、ジスロマックなど)が有効です。
ただ発熱や咳が始まって3~4日まではマイコプラズマ肺炎の診断はできません。
4~5日芽のレントゲンで初めて診断できます。
あまり早くマクロライドを使っても効果がありません。
◆私の治療方針
マイコプラズマ肺炎を疑ったときは、発熱から5日間は抗生剤を使わないで待ちます。
熱が5日以上続けばレントゲンで肺炎を確認して抗生剤を投与します。
8歳以上ではミノマイシンの天敵が有効で、翌日には熱は下がります。
8歳未満の子どもにはマクロライドをアニ服させると2~3日で解熱します。
抗生剤の投与を5日間待つの葉、初期にはマイコプラズマと区別ができないカゼに抗生剤を投与することを避けるためです。
また、この時期に抗生剤を投与しても肺炎になるのを防げないからです。
◆マクロライド耐性マイコプラズマ
最近マクロライド系抗生剤が効かないマイコプラズマが急増して、小児科医は困っています。
2000年にはなかったマクロライドが効かない耐性マイコプラズマが急増し、マイコプラズマ肺炎の治療が難しくなってきています。
これはもともと抗生剤の効果がない風や、効果が不明な副鼻腔炎や滲出性中耳炎にマクロライド系抗生剤が長期に使用されるようになったためです。
情報クリップ
抗生剤の適正使用が必要です。
耐性菌の増加は「早く病気を治してほしい」と願う親の気持ちと、「早く病気を治してあげたい」と願う医師の思いやりが作り出したものです。
しかし、命にかかわる重要な病気のときに抗生剤が効かなくては困ります。
自然に治っていく病気の時には抗生剤の仕様を控えることも必要です。
(リトルママ こどものお医者さん ふかざわ小児科 深澤満先生のおはなしより)
こどもたちが熱を出して、小児科を受信したとき、先生から、「のどが赤いですね」と診断されたことがあるかもしれませんね。
のどが赤くなる原因は何でしょうか?
それには細菌の場合とウイルスの場合があるます。
細菌が原因として有名なものに、溶連菌による扁桃炎・咽頭炎があります。
軟口蓋とよばれる喉の天井の壁が燃えるように赤くなったり、口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)が腫れて、白い苔が付着したりします。
首のリンパ節が腫れたり、いちごのような表面の下になることがあります。
一方ウイルスとしては、アデノウイルス、EBウイルス、コクサッキーウイルス、インフルエンザウイルスなどが有名ですし、赤ちゃんの病気である突発性発疹症もヘルペスウイルスの仲間が原因です。
ウイルスが原因であれば、抗生剤が効きません。
小児科の先生たちは、子供たちに大きく口を開けてもらい、「のどが赤いですね……」といいながら、熱の原因が細菌かウイルスか、ウイルスであれば何かのどに特徴がないか見極めようとしているのです。
病院に行く前に、保存していた抗生物質などを飲むと、かえって病気の原因が分からなくなる事も。
尿路感染症などがかくれている場合もあるので、内服するために尿検査が必要なこともあります。
以上 あきもとこどもクリニック 秋元馨先生
むーきんぐの通う保育園ではエンフルエンザの他にも嘔吐下痢症が流行っているようです。 むーきんぐも1歳前後の授乳期に罹りましたが、もうもうホントに大変で、2度とかかって欲しくない病気の一つです。
さて、下痢や嘔吐の症状が治まってきたころの食べ物について紹介します。
★回復期に適した食べ物は「ABCD」★
下痢や嘔吐の症状が治まってきたら、最初は赤ちゃんせんべいがいいでしょう。
ビスケットやクッキー、牛乳などは消化が悪くNGです。
その後の回復期に体に優しいのはA(りんご)・B(バナナ)・C(にんじん)・D(大根)。
食物繊維が水分を吸収し、蝶を正常な状態に戻してくれます。
A~Dのいずれも、十分に火を通してから与えてください。
以上こどもチャレンジの記事より抜粋
嘔吐下痢症について詳細はコチラ↓
嘔吐下痢症