幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。
昨年から「マイコプラズマ肺炎」の流行が続いています。珍しい名前の「肺炎」なので、お母さんは子どもの熱や咳が続くと非常に心配されます。
◆マイコプラズマ肺炎は軽い!
昨年200例以上のマイコプラズマ肺炎を診療しましたが、入院となった子どもは1人もいませんでした。
マイコプラズマ肺炎は「本当の肺炎」と「カゼ」の中間みたいな病気です。
◆マイコプラズマ肺炎とは?
最近のなかで一番小さな「肺炎マイコプラズマ」に感染して1~3週間後に熱や関が始まります。
ほとんどは「カゼ」の症状が数日続いて治りますが、「肺炎」になる事もあります。
マイコプラズマ肺炎の熱は夕方から上がり朝方に下がるのが特徴です。
咳もだんだん強くなってきます。中には元気で登園・登校している子もいます。
治療をしなくても10日ほど熱が続いた後で自然に治ります。
治療はマクロライド系抗生剤(エリスロマイシン、クラリスやクラリシッド、ジスロマックなど)が有効です。
ただ発熱や咳が始まって3~4日まではマイコプラズマ肺炎の診断はできません。
4~5日芽のレントゲンで初めて診断できます。
あまり早くマクロライドを使っても効果がありません。
◆私の治療方針
マイコプラズマ肺炎を疑ったときは、発熱から5日間は抗生剤を使わないで待ちます。
熱が5日以上続けばレントゲンで肺炎を確認して抗生剤を投与します。
8歳以上ではミノマイシンの天敵が有効で、翌日には熱は下がります。
8歳未満の子どもにはマクロライドをアニ服させると2~3日で解熱します。
抗生剤の投与を5日間待つの葉、初期にはマイコプラズマと区別ができないカゼに抗生剤を投与することを避けるためです。
また、この時期に抗生剤を投与しても肺炎になるのを防げないからです。
◆マクロライド耐性マイコプラズマ
最近マクロライド系抗生剤が効かないマイコプラズマが急増して、小児科医は困っています。
2000年にはなかったマクロライドが効かない耐性マイコプラズマが急増し、マイコプラズマ肺炎の治療が難しくなってきています。
これはもともと抗生剤の効果がない風や、効果が不明な副鼻腔炎や滲出性中耳炎にマクロライド系抗生剤が長期に使用されるようになったためです。
情報クリップ
抗生剤の適正使用が必要です。
耐性菌の増加は「早く病気を治してほしい」と願う親の気持ちと、「早く病気を治してあげたい」と願う医師の思いやりが作り出したものです。
しかし、命にかかわる重要な病気のときに抗生剤が効かなくては困ります。
自然に治っていく病気の時には抗生剤の仕様を控えることも必要です。
(リトルママ こどものお医者さん ふかざわ小児科 深澤満先生のおはなしより)
◆マイコプラズマ肺炎は軽い!
昨年200例以上のマイコプラズマ肺炎を診療しましたが、入院となった子どもは1人もいませんでした。
マイコプラズマ肺炎は「本当の肺炎」と「カゼ」の中間みたいな病気です。
◆マイコプラズマ肺炎とは?
最近のなかで一番小さな「肺炎マイコプラズマ」に感染して1~3週間後に熱や関が始まります。
ほとんどは「カゼ」の症状が数日続いて治りますが、「肺炎」になる事もあります。
マイコプラズマ肺炎の熱は夕方から上がり朝方に下がるのが特徴です。
咳もだんだん強くなってきます。中には元気で登園・登校している子もいます。
治療をしなくても10日ほど熱が続いた後で自然に治ります。
治療はマクロライド系抗生剤(エリスロマイシン、クラリスやクラリシッド、ジスロマックなど)が有効です。
ただ発熱や咳が始まって3~4日まではマイコプラズマ肺炎の診断はできません。
4~5日芽のレントゲンで初めて診断できます。
あまり早くマクロライドを使っても効果がありません。
◆私の治療方針
マイコプラズマ肺炎を疑ったときは、発熱から5日間は抗生剤を使わないで待ちます。
熱が5日以上続けばレントゲンで肺炎を確認して抗生剤を投与します。
8歳以上ではミノマイシンの天敵が有効で、翌日には熱は下がります。
8歳未満の子どもにはマクロライドをアニ服させると2~3日で解熱します。
抗生剤の投与を5日間待つの葉、初期にはマイコプラズマと区別ができないカゼに抗生剤を投与することを避けるためです。
また、この時期に抗生剤を投与しても肺炎になるのを防げないからです。
◆マクロライド耐性マイコプラズマ
最近マクロライド系抗生剤が効かないマイコプラズマが急増して、小児科医は困っています。
2000年にはなかったマクロライドが効かない耐性マイコプラズマが急増し、マイコプラズマ肺炎の治療が難しくなってきています。
これはもともと抗生剤の効果がない風や、効果が不明な副鼻腔炎や滲出性中耳炎にマクロライド系抗生剤が長期に使用されるようになったためです。
情報クリップ
抗生剤の適正使用が必要です。
耐性菌の増加は「早く病気を治してほしい」と願う親の気持ちと、「早く病気を治してあげたい」と願う医師の思いやりが作り出したものです。
しかし、命にかかわる重要な病気のときに抗生剤が効かなくては困ります。
自然に治っていく病気の時には抗生剤の仕様を控えることも必要です。
(リトルママ こどものお医者さん ふかざわ小児科 深澤満先生のおはなしより)
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