幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。
B型肝炎とは?
B型肝炎ウイルスに感染すると、大人では急性肝炎を発症しますが、多くは一過性で終わります。
小児では無症状で経過しますが、一部は慢性化して肝硬変や肝ガンに進行します。
この病気はワクチンで予防できます。
B型肝炎 感染経路と感染時期
感染経路:B型肝炎は血液や体液から感染しますが、、感染経路は様々です。
①母子感染
最も多い感染経路です。
B型肝炎の母親から、出世維持に産道の出血で赤ちゃんに感染します。
②性接触
思春期以降では一番多い感染経路です。
③家族内感染
家族内のB型感染患者から、口移しやハブラシの共有などで唾液から感染します。
④集団保育
噛みつき事故などによる感染があります。
⑤その他
ピアスの穴あけ、刺青により感染もあります。
感染時期:感染したときの年齢によって経路が異なり、一過性の感染で終わったり、生涯に渡り感染が持続(持続感染)したりすることがあります。
◆小児期
特に3歳未満で感染すると、ほとんどが無症状のまま「持続感染」となります。
このうちの10~20%が数十年後に、慢性肝炎→肝硬変→肝ガンへと進行していきます。
これが、小児でワクチンによる感染予防が必要な理由です。
◆思春期以降
この時期に感染すると急性肝炎を発症します。
重症になる事もありますが、ほとんどは治癒して一過性で終わります。
ただ、最近海外から入ってきたタイプのウイルスでは、急性肝炎の後に20%程度が「持続感染」となり、慢性肝炎→肝硬変→肝ガンへと進行していきます。
B型肝炎ワクチンとは
日本では、お母さんがB型肝炎に「持続感染」しているときにだけ、子どもへの感染予防のためにBがた肝炎ワクチンの接種が認められています。
この場合は生れて2カ月、3ヶ月、5ヶ月に計3回接種します。
この方法は効果が高く、日本での母子感染は非常に少なくなりました。
B型肝炎ワクチンが必要な理由
母子感染予防だけでB型肝炎は予防7で着ません。
家族内感染や保育園などでの集団感染も報告されています。
思春期以降では性感染症と指定の感染が増えてきます。
このようにして、日本ではマオとし5,000人以上が新たに感染しています。
B型肝炎ワクチンは、全世界の子どもの75%に接種されています。
※180以上の国で、B型肝炎ワクチンが定期接種として実施されています。
日本ではまだ任意接種ですが、生れて2カ月、3ヶ月、その後2~6ヶ月後の計3回の接種が必要です。
ヒブや肺炎球菌ワクチンなどとの同時接種が勧められます。
このスケジュールから外れても、いつからでもワクチン接種は開始できます。
かかりつけの小児科医にご相談ください。
(リトルママ:ふかざわ小児科 深澤満先生のお話より)
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