幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。
Feb 6
★子どもの事故を防ぐ その2
気持ち先読み 危険を排除
「大変なことが起きました」。1月中旬、出張中だった記者は妻からメールを受けた。
娘(4)が幼稚園の帰りに立ち寄った文房具店の入り口で転び、額を打って出血したという。救急車で暴飲に運ばれ、5針縫うけがだった。
後日、現場に足を運んでみた。階段は、たった2段。段差も低く、怪我をするような危険な場所には見えない。一緒にいた妻は事故のshんかんを診て痛かったが、どうやら娘はジャンプをして階段を上ろうとした際に足がひっかっかり、階段の角に額をぶつけてしまったらしい。
「世の中の構造は、健康な成人向けにできている」。横浜市の小児科医、山中龍宏さんはそういう。そんな大人向けの街の中で、親が子に気をつけるといっても限界がある。もし、入り口が段差でなくスロープだったら……。段差の角がもう少し丸くて、柔らかい素材が使われていたら……。娘が怪我をした現場に建ちながら、そんなことを考えた。それにしてもなぜ、こんなところでジャンプをしようとしたのか。
「失敗学」や「危険学」を提唱する工学院大教授の畑村洋太郎さんは「大人からみれば想定外のことでも、子どもからすれば、ごく自然に興味を持って反応してしまうことがある」という。穴があったら指をつっ込んだり、何でも口に入れたり。
畑村さんが事故予防を考えるうえで注目するのは、まさにこの「子どもの気持ち」の部分だ。
畑村さんが作った、どこにどんな危険があるかを知らせる冊子「<strong>こどものための危険学</strong>」
には、子どもの視点で考えてもらおうと、場面ごとに「子どもの気持ち」が書かれている。
もし、近くにポリ袋が転がっていたら、子どもはそれを-「かぶりた」と思うのではないか--。そんな、子どもが抱きそうな気持ちを例示し、窒息の危険があることを警告する。
大人は感度を上げて子どもの気持ちを先読みし、予め子どもの手や目の届かないところにポリ袋を片付けておく必要があるというわけだ。
事故予防の考え方は?
1.「目を離さず」には限界
2.子どもの視点に立つ
3.大人が先回りして対策
以上新聞記事より引用
PR
この記事にコメントする