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子どもの事故を防ぐ その4
子どもの思わぬ事故を防ぐため、どんな心がけや対策を取ればいいのだろうか。
まずは身の回りに潜む危険に気付くこと。京都市の自己防止センター「京(みやこ)安心こども館」は今や台所、ふろ場など家庭内でよくみられる危険個所を再現した施設だ。
たとえば、玄関。子どもが手や指を挟まれそうなドア部分に事故防止のすき間カバーが取り付けてある。すぐわきに解説パネルがあり、「マンションのドアは重く、風圧などで急に閉まることも」「出かける前や帰宅後はあわただしく、大人の注意もおろそかにありがち」などと注意点が書き添えられている。
来館者には日常生活の危険個所を点検できるチェックリストも配布。
センター長の澤田淳さんは「言葉やポスターで事故防止を訴えるより、実際に目で見て体験してもらった方がインパクトがある」と話す。入館は無料だ。
池袋保険所(東京都豊島区)にも同様の施設があり、あいち小児保健医療総合センター(愛知県大府市)では事故予防教室も空いている。こうした施設を利用すれば、身の回りに潜む危険に気づく機会が増えそうだ。
事故防止グッズを活用するのも手軽にできる対策の一つ。感電防止のコンセントカバー、ドアのすき間に手や指を挟まないようにするストッパーー、階段からの転落を防ぐ策など様々な商品が出回っている。ベビー用品専門店やホームセンターで手に入る。
さらに、事故情報や危険情報に敏感になり、それを生かしていくことも大切だ。
「みらい子育てネット東京」の会長をと止める小林睦子さんは、「子どもの事故が起きたとき、その多くは親の責任」として片付けられ、親の側も自責の念に駆られがちだと感じている。だから、本当はモノに事故原因が阿多t場合でも、メーカー側に肝心な事故情報や危険情報が届かない。
「大きな事故につながらなくてもヒヤッとしたことがあれば遠慮なくメーカーのお客様センターに伝えてほしい。それが安全な製品作りにつながってくる。」
どんな対策ができる?
1.関連施設や教室で学ぶ
2.事故防止グッズを活用
3.事故情報に敏感になる
<例>
子どもが風呂場でおぼれる事故を防ぐには、入口に鍵をかけることや、残し湯をしないことが大事。
ベランダでは、子どもがエアコンの室外機に乗って、柵から身を乗り出す危険も。
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