幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。

ポリオ予防接種に関する新しい情報を紹介します。
ポリオは生ワクチンの経口接種で、接種後30分は子どもが口に手を触らないように気をつけなければならなかったのを覚えています。
★日本のワクチン、まひの不安/海外製、国は未承認
感染すると手足に麻痺が出るポリオから子どもを守るため、安全なワクチンを求める声が母親たちの間で強まっている。
国内で使われる生のワクチンでは、まれにまひなどの健康被害が起きる。
海外で広く使われる不活化ワクチンにはそうした心配がなく、輸入して使う医療機関も増えている。
★輸入する石、急増
「ポリオだけは飲ませるの、正直恐ろしいんだよね。」
「不活化(ワクチンが)出るまでまとうかとも思いますが、接種した子から拾うのも怖いです」……
ツイッターーでポリオの予防接種に関する発言を拾うと、母親らと思われるこんな言葉が連なる。
生後3ヶ月~1歳半を標準に2回接種が勧められるポリオワクチンはは公費で打てるが、国内で使われるのはウイルスの毒性(病原性)を弱めた生ワクチン。
ウイルスが感染増殖しやすい超の粘膜に免疫がつきやすいが、世界保健期間(WHO)によると100万人に2~4人の割合で手足にまひが出る。
厚生労働省のまとめでは、国内で2000年度以降の10年間で14人のまひが認定された。患者団体の「ポリオの会」によると、昨年は2人の報告があった。
そもそも生ワクチンは、先進国では日本ぐらいでしか使われていない。100カ国以上がウイルスの毒性をなくした不活化ワクチンを使っている。
不活化ワクチンを輸入して希望者に打つ小児科医は、医師自身の問題意識や親のニーズを受けて急増。不活化ワクチンは未承認のため、費用は全額患者側の負担だが、今年に入って扱う医療施設は毎日のように増え、70施設近い。
「ポリオの会」のウェブサイト(http://www5b.biglobe.ne.jp/polio/)が問う合わせに応じて施設を紹介している。
国内の不活化ワクチン開発は、生ワクチンを扱う東京都の財団法人日本ポリオ研究所が十数年前から取り組むが限界があったという。
今は、DPT(ジフテリア・百日ぜき・破傷風)とあわせた混合ワクチンを製薬企業4社が揮発中だが、出回るまでに2年はかかる見込みだ。
「一国も早く不安解消を」と患者団体は不活化ワクチンの緊急輸入を求めているのに対し、厚労省は「国産の申請を待つのが一番早い」という立場だ。
千葉県立佐原病院(同県香取市)は今月下旬、希望者に不活化ワクチン接種を始める。公立病院では初の試みという。初回の申込者77人が遠方からだ。
未承認ワクチンのため、接種する位置や注射針を指す方向など、手探りのことが多い。また、一般に注射をすることによる晴れやショック、神経損傷などの可能性は、ゼロではない。
病院の小児科部長の松山剛医師は、メーリングリストで情報交換をはじめ、参加する医師は全国で150人を超す。
※ポリオ 急性灰白髄炎(かいはくずいえん)で「小児まひ」とも呼ばれる。
ポリオウイルスが脊髄(せきずい)の一部に入り込み、初期に発熱や下痢などが続き、その後手足がまひする。確実な治療法がない。
国内では自然感染の患者は1980年が最後。欧米や日本など西太平洋地域では根絶宣言が出されたが、アフリカなど一部で発症が続いており、世界的にワクチン接種は続いている。以上 新聞記事より。
●幼児の予防接種情報⇒こちら

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