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やなせさん「大人も面白く」

平成25年10月13日に94歳で死去した絵本作家やなせたかしさん。
くらしナビ面では昨年6月、やなせさんのインタービュー記事を掲載したが、記者が「どうして子供たちはアンパンマンが好きなのか」と効いたとき、やなせさんは作品を通じて幼い子供と向き合う心構えを熱く語り始めた。
掲載時に紹介できなかったやなせさんの言葉をお届けする。


---アンパンマンに込めた思い
アンパンマンって非常に不思議なキャラクターでね。スヌーピーにしてもミッキーマウスにしても、赤ちゃんがいきなり好きになることはない。
ところが、アンパンマンは驚くぐらい、まだ1歳にもならない赤ちゃんが好きになる。
ええ、非常に不思議なキャラクターなんです。

要するに、現在の日本の幼児教育が全部間違ってる。どういうことかって言うとね、年齢で分けるんですよ、年齢で。
幼児だから非常に簡単(なものを与え)、(年齢が上がるにつれ)だんだん難しくなって、と……。
そうじゃないんですよ。幼児というのは一番「大人」なんだ。

●高齢者に合わせ
幼児は独りで存在しない。
幼児が自分で本を選ぶことはないし、テレビが番組を選ぶこともなり。
「私はアンパンマンを見る」という赤ちゃんはいません。
おもちゃを買うときだって、自分でお金を出して「僕はこれだ」なんて言う赤ちゃんはいないんです。
つまり、赤ちゃんは一つの「マス」の中にいるの。
両親、おじいちゃん、おばあちゃん、きょうだい……。
この一つのグループの安価にいるんですよ。
そのグループが喜ばないと、赤ちゃんは喜ばないの。
中高年の人達も分かって「面白い」というものでなければ、赤ちゃんは喜ばない。
ぼくが郷里(現 高知県香美市)に「アンpナンマンミュージアム」を作った時、子どもがやってくるのだから子どもに合わせなくっちゃいけないとか、子どもが喜ぶように目線を低くしようとかいうことばかり考えたの。
ところが違うんだよ。
おじいちゃん、おばあちゃんがついてくるんだよ。
ミュージアムに来るお客さんは、少なくて3人、だいたい5人くらいで来る。
それはその通りですよね、赤ちゃんが自分で車を運転することはできないんだから。
だから高齢者も来るんですよ。
館の設計は、高齢者にも優しくなくちゃいけない。
そのことが、あのミュージアムを作って、初めて分かった。
例えば現在のアニメソングは、ややもすると全部現代音楽、ロックのリズムのもの。
ところが、これは高齢者にあわない。
だから、やや古めに、やや穏やかにする。
そして、歌詞は赤ちゃん相手に「金魚がナントカ」みたいな歌じゃなくてですね、高齢者も面白いという歌でなければいけない。そういうことが分かったわけです。

●幼児用に作らない
出版社などは「やなせさん、これは幼児用なんで、グレードをうんと落としてください」(と言ってくる)。
「俺は落とさねえ」って。
つまり、幼児用に甘くしない。
赤ちゃん地震も、アンパンマンに何らかの魅力を感じて喜んでいるけれど、見ている親も喜ぶ。
なぜかって言えば、程度を落としてないから。
子どもは小額2年生くらいになると「僕はもう大人になったから、赤ちゃん番組は見ない」と、生意気なことを言い出す。
そしてしばらく離れてね、他のアニメをいろいろ見るんだけど、大学生くらいになると、また思い出して帰ってくるんですよ。
赤ちゃんは「全くの博し」何ですね。
だから、わざと舌足らずにしてしまうのは、完全なる間違いなの。
むしろ、赤ちゃんに対してはしっかりとした言葉で言わなくちゃいけない。
小学生くらいになったら分かるように行ってやらなくちゃ行けないこともあるけれど、赤ちゃんには容赦する必要は何もない。
シピリット(精神)が一番大事なの。
スピリットがしっかりしてるってことがね。
スプリットだけは、赤ちゃんに通じるんですよ。

●「生きる」がすべて
(作詞した「アンパンマンのマーチ」「手のひらを太陽に」など)俺の歌はね、ほとんど「生きる」って歌なの。
この地球上でわれわれが生きてるってことは、一番不思議なこと。
「生きる」ってことは全ての原則なんだよね。
だから、核兵器を作るとか、けしからん。ああいくことは絶対にやっちゃいけないんだよ。
若い時ってのは割とわからなくてね。
死がすごく遠いところにあって、ロマンチック何度、「自殺しよう」とか、死にあこがれたりするところもある。
だけど、年をとってくるとね、死ってのはこの辺にいるんだよね(右手の指先で胸の前の空間をさす。)
明日死ぬかもしれない。
そうなるとやっぱり「いやもうちょっと、もうちょっとあっち行ってて」って感じになってくるんです。(毎日新聞 くらしナビ ライフスタイルより)

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