幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。

Mar 7
保育園、幼稚園、学校で必要な手作り品、本当に頭を悩ませますよね。頼りになるサービスやお店が結構あるようです。 入学手作り品に助っ人 もうすぐ、進入園、新入学。幼稚園や小学校から、サイズの決まった手作りバッグなどを準備するよう求められることもあります。
でも、最近はミシンのない家庭も増えました。裁縫が得意な保護者ばかりとも限りません。そんなとき、頼りになるお店やサービスがあります。
2年前の春、東京都の主婦(40)は困ってしまった。長男(8)が入る小学校から準備するように言われたランチョンマットは、既製品にはないサイズ。ミシンがなく、手縫いしたが、「時間がかかるばかりで、できばえはさっぱあり」だったのだ。
そんな時、インターネット販売の手芸店「コットンCafe サンカクヤ」( http://www.rakuten.co.jp/sankakuya/)手作り品のサイズオーダーが出来るのを見つけた。画面で布を選び、サイズを伝えて注文した。数週間後に届いたマットやバッグは、縫製がしっかりしていて満足の行く仕上がりだった。
この春、幼稚園に入る次男(4)にも、お気に入りのスーパーマリオの柄のバッグなどを注文中だ。「ネット通販だけれど、電話で細かいやりとりもできるので安心です」
「サンカクヤ」は奈良県内に二つの手芸店舗もあり、同様の注文ができる。高田周二社長(47)は「ネット販売は来店の手間が省ける。店舗なら、たくさんの布地から好みのものを選べる。上手に使い分けて」。
手作り品の注文ができる意外な場所はリフォーム店だ。「洋服のお直し専門店」をうたう「ママのリフォーム」( http://www.tsuzuki-y.co.jp/)では、全国の200の店舗で入園、入学グッズの製作を受けつけている。
料金はレッスンバッグが2100円から。ししゅうや細部の使用で、値段は変わる。店舗を展開するツヅキ(本社・千葉)の長谷川泰子さんは「材料は持込で。新品の布が多いが、良心愛用のジーンズから通園バッグをつくる、といったリフォームもできる」と話す。
総務省の全国消費実態調査によると、2009年尾家庭用電動ミシンの普及率は62%。1994年尾74%から10ポイント以上減った。
大阪府東住吉区の歯科衛生士 大島さんの自宅にも、ミシンはない。「メンテナンスが大変そうだし、置き場所もない。洋裁は得意じゃないし」。でも、娘の冴環(さわ)さん(9)、向登(こと)ちゃん(6)の学校生活には、袋物などサイズ指定のグッズがいくつも必要だ。
そんな大島さんがよく訪れるのは、大阪市中央区の「ジュエジュエ~創作活動フリースペース」(http://www.jouerjouer.jp/)。ショッピングモールの中にあるガラス張りの店舗に10台以上の工業用ミシンが並ぶ。1050円の登録料を払えば、3時間1575円で自由に使える。追加料金を払えば、インストラクターもついてくれる。
大島さんはこの店で、この春小学校に入る向登ちゃんの給食袋などをつくった。ロックミシンは向登ちゃんが担当した。「ここに来て、こどもたちは洋裁が大好きになった」と喜ぶ。
同店では、手作り品の製作も受け付けるが、弓削学社長(46)は、できるだけ子連れでの来店を勧める。「真剣にミシンをかける姿を見せてあげて。作ってもらった子どものうれしさは、ひとしおですよ。」
●入園入学グッズ作りのポイント
・手芸店の多くでバッグなどの作り方を記した「レシピ」を用意している。手作りならこれを参考に、わからないことは店員に聞いて。
・複数のグッズを作るときは、同じ柄の布を使うと「自分の物」とわかりやすい。同じ柄で、キルティングと薄い生地から売られていることもある。
・まだ文字を読めない子どもには、名前代わりにワッペンをつけて目印に。通園通学に使うバッグなどは、防犯を考えて名前は内側に記す。(20110307朝日新聞朝刊記事より)
PR
Mar 6 福岡市東区の八田公民館で行われている「八田寺子屋」について紹介します。
このような取り組みが全国的に広がるといいなと思います。
福岡 留守家庭の児童 学ぶ
福岡市東区の八田公民館で、放課後に自動が集まって宿題に取り組む「八田寺子屋」が開かれている。留守家庭で机に足が向かない子どもたちに自主運お週間を実につけてもらおうと、小学校の元教諭が始めた。宿題が滞ることから起こる「不登校」の芽をつみたいという思いも、寺子屋を開くきっかけとなった。
◆元教諭と一緒に
寺子屋があるのは毎週水曜日。午後4時から5時までの1時間だ。2月23日の夕方にも、ランドセルをしょった八田小学校の児童が次々と公民館に集まってきた。1人で来る子もいれば、姉妹や友達同士で連れ立ってくる児童もいる。机が並ぶ2階の1室に入ると、すぐにノートを開いて宿題を始めた。
先生役を務めるのは、みなボランティアだ。 寺子屋の雰囲気はなごやかで、時ににぎやかさを見せる。「ほら、また違った。横、縦、縦でしょ」。漢字の書き順を覚えるのが苦手な4年生の男の子を、校区内に住む元小学校教諭、井出桂子さん(73)が付きっきりで教える。同じクラスの女の子2人は、1冊の算数のドリルを間に置いて、おしゃべりしながら鉛筆を走らせていた。 元気に音読を終えた男の子からチェック表を渡され、PTAの母親は保護者欄に「OK」を書き込んだ。
この日寺子屋を訪れたのは20人ほど。そのほとんどが、良心が共働きの「留守家庭」の子どもたちだ。4年生の男の子は「家はだれもおらんけど、此処にくれば友達もいるから楽しく勉強できる」。5年生の男児は「先生に教えてもらえるから、難しい宿題は寺子屋で片付けるようにしている」と話した。
◆不登校防ぎたい
寺子屋の発起人は、山口直さん(63)。やはり小学校の教諭だった。数年前に退職したが、かつて八田小で教頭を務めた縁で、一昨年から学校支援のボランティアとして同校に出入りしている。 朝、登校時間になっても姿が見えない児童の家に教師が電話で様子を尋ねる。そのやり取りに耳を済ませているうち、宿題をやっていないために学校に行き渋っている子が少なくないと感じられた。さらに聞くと、留守家庭の子が目立つという。
同校は「家庭学習の定着」を学校経営方針に掲げ、毎日のように宿題を出す。「子どもだけの家で、机に向かう気にならないのかもしれない。せっかくの宿題が不登校につながりかねず、残念」と感じた山口さんが、村瀬俊智好調に提案したのが寺子屋の試みだった。
対象となる4~6年生の家庭に案内を配り、昨年5月にスタートさせた。現在76人の自動が登録しているという。「兄弟とわいわいやっているような雰囲気がつくれたらと思った。みんな寺子屋の日を楽しみにしてくれているようだ」と手応えを感じている。
新年度からは日数や時間を増やし、対象も3年生以上に広げる予定。百マス計算など、学力を伸ばす独自の課題にも力を入れたいという。同校の窪田直樹教頭は「学校の取り組みとして心強い。ボランティアの人数が増えて、連日開かれるようになればありがたい」と、教職OB・OGらの取り組みに感謝の気持ちを語った。(以上朝日新聞朝刊より)
このような取り組みが全国的に広がるといいなと思います。
福岡 留守家庭の児童 学ぶ
福岡市東区の八田公民館で、放課後に自動が集まって宿題に取り組む「八田寺子屋」が開かれている。留守家庭で机に足が向かない子どもたちに自主運お週間を実につけてもらおうと、小学校の元教諭が始めた。宿題が滞ることから起こる「不登校」の芽をつみたいという思いも、寺子屋を開くきっかけとなった。
◆元教諭と一緒に
寺子屋があるのは毎週水曜日。午後4時から5時までの1時間だ。2月23日の夕方にも、ランドセルをしょった八田小学校の児童が次々と公民館に集まってきた。1人で来る子もいれば、姉妹や友達同士で連れ立ってくる児童もいる。机が並ぶ2階の1室に入ると、すぐにノートを開いて宿題を始めた。
先生役を務めるのは、みなボランティアだ。 寺子屋の雰囲気はなごやかで、時ににぎやかさを見せる。「ほら、また違った。横、縦、縦でしょ」。漢字の書き順を覚えるのが苦手な4年生の男の子を、校区内に住む元小学校教諭、井出桂子さん(73)が付きっきりで教える。同じクラスの女の子2人は、1冊の算数のドリルを間に置いて、おしゃべりしながら鉛筆を走らせていた。 元気に音読を終えた男の子からチェック表を渡され、PTAの母親は保護者欄に「OK」を書き込んだ。
この日寺子屋を訪れたのは20人ほど。そのほとんどが、良心が共働きの「留守家庭」の子どもたちだ。4年生の男の子は「家はだれもおらんけど、此処にくれば友達もいるから楽しく勉強できる」。5年生の男児は「先生に教えてもらえるから、難しい宿題は寺子屋で片付けるようにしている」と話した。
◆不登校防ぎたい
寺子屋の発起人は、山口直さん(63)。やはり小学校の教諭だった。数年前に退職したが、かつて八田小で教頭を務めた縁で、一昨年から学校支援のボランティアとして同校に出入りしている。 朝、登校時間になっても姿が見えない児童の家に教師が電話で様子を尋ねる。そのやり取りに耳を済ませているうち、宿題をやっていないために学校に行き渋っている子が少なくないと感じられた。さらに聞くと、留守家庭の子が目立つという。
同校は「家庭学習の定着」を学校経営方針に掲げ、毎日のように宿題を出す。「子どもだけの家で、机に向かう気にならないのかもしれない。せっかくの宿題が不登校につながりかねず、残念」と感じた山口さんが、村瀬俊智好調に提案したのが寺子屋の試みだった。
対象となる4~6年生の家庭に案内を配り、昨年5月にスタートさせた。現在76人の自動が登録しているという。「兄弟とわいわいやっているような雰囲気がつくれたらと思った。みんな寺子屋の日を楽しみにしてくれているようだ」と手応えを感じている。
新年度からは日数や時間を増やし、対象も3年生以上に広げる予定。百マス計算など、学力を伸ばす独自の課題にも力を入れたいという。同校の窪田直樹教頭は「学校の取り組みとして心強い。ボランティアの人数が増えて、連日開かれるようになればありがたい」と、教職OB・OGらの取り組みに感謝の気持ちを語った。(以上朝日新聞朝刊より)
Mar 5
学費であきらめない 制度を探そう
大学に進学したい、させたいと考えて、費用の捻出方に頭を悩ませる人は少なくないはず。そんなときに頼りになるのが、大学などが設けている奨学金制度だ。奨学金を利用したいと思ったときは、どうすればいいのだろう。
「奨学金がなかったら、大学生になれませんでした。」
中央大1年の女子学生(20)=東京都多摩市=は、親から学費を出してもらわずに、奨学金で自宅から大学に通う。父親が脳梗塞(のうこうそく)で倒れ、収入が激減。母親も心臓の病気で働けない。勉強が好きで成績は良かったが、経済的な後ろ盾がなかった。
自宅から通える大学を探していたら、高校の進路相談室にあったパンフレットで、入学金を 除く学費を無利子で貸す制度が中央大にあるのを知った。
目指していた文学部の入学金は24万円、授業料や施設整備費など、年間の学費は約87万円。入学金は「日本学生支援機構」(旧日本育英会)の奨学金を使って工面した。これ以外にも教科書や定期代のために、機構からつき5万4千円を借りている。
女子学生は「プレッシャーはあるけど、頑張って返します。」夢は社会科の教師になることだという。
★ 受験前に大学が審査 「予約型」も ★
◆学部生の43%利用
奨学金の役割は増している。機構の調べでは、2008年度は大学の学部生の43%が何らかの奨学金を受けている。収入状況を見ると、年間の収入額は約220万円。内訳は、仕送りが約66%、アルバイト約16%、奨学金が約15%だった。10年前と比べて、仕送りが7ポイント減り、奨学金は8ポイント増えていた。
奨学金を出す機関には、機能のほか、大学や地方自治体、民間団体のなどがある。探すには、どうしたらいいのか。
旺文社のサイト「大学受験パスナビ」(http://passnavi.evidus.com/dai/)は、大学や件、財団法人などの奨学金情報をまとめている。高校の進路指導室や大学の奨学金窓口にも、情報が集められていることが多い。
経済状況に応じて、授業料を減額・免除する大学も少なくない。ホームページで制度の有無を調べ、電話で直接問い合わせる方法もある。
★仕送りゼロで卒業
最近は学生の負担を減らすため、受験前に奨学金を受けられるかどうか審査する「予約型」の制度をつくる大学が増えている。早稲田大の「めざせ!都の西北奨学金」やお茶ノ水女子大の「みがかずば奨学金」はこのタイプだ。
新潟大は、奨学金の支給と授業料の減免、寮費の免除を組み合わせた「入学応援奨学金」を創設。月3万円程度をアルバイトで稼ぎ、機構から付き5万円を奨学金を借りれば、仕送りゼロでも卒業できるという。
拓殖大の卒業生で作る拓殖大学友会は、年96万円を支給する奨学金「スーパー拓大生」を設置。返済不要で、原則4年間受け取ることができる。
奨学金には、返さなくていい「給付型」と、返す義務がある「貸与型」の2種類がある。日本学生支援機構の奨学金は基本的に貸与型。利子がつくものとつかないものがある。無利子の「第一種」は、高校の成績が5段階評価で3.5以上で、保護者の収入面で条件がある。金額はつき3万から6万4千円。上限3%の利子がつく「第二種」は、第一種よりも条件が緩やかで、月に3万、5万、8万、10万、12万円を駆り荒れる。在学する高校や大学を通じて申し込む。
★返済の目安を計算
「貸与型」でつき5間年を4年間借りると、総額240万円になる。利子が3%の場合、月に約1万7千円を15年間、返すことになる。機構のホームページにある「奨学金貸与・返還シミュレーション」(http://simulation.ikusys.jasso.go.jp/simulation/index.action)を使うと、返済の目安が計算できる。(以上朝日新聞朝刊より)

Mar 5
子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンが品薄になり、予約してもすぐ打てない状態に陥っている。自治体の公費助成が始まり希望者が増えているためで、メーカーは3日、関係機関に「予測を上回る注文で全ての要望にお答えできない状況」と通知を出した。7月ごろまで厳しい状態が続きそうだという。
公費助成で需要増
HPVワクチン(ヒトパピローマワクチン)は、グラクソ・スミスクライン社(GSK)が2009年12月に発売。10歳以上の助成が対象で、半年以内に計3回の接種が必要になる。
国は昨年11月、HPVワクチンについて、来年度までの期限付きで全自治体で公費助成するための予算をつけた。助成の対象は原則として中1~高1の女子だが、自治体の判断で小学6年での実施も認めている。
GSKは公費で摂取する人を100万人と想定し、自己負担(1回1万6千円前後)で打ちたいという人の分も含めて約400万回分のワクチンを確保した。しかし注文が予想以上に多く、製造工場のあるベルギーから定期的に輸送される量が、需要に追いつかない事態になった。同社広報は「7月にはこの状態は改善できる」と話す。
08年に発売された子ともの髄膜炎を防ぐインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンでも品薄が問題化。予約しても「半年待ち」「妊娠が分かった段階で予約」という自体もあった。昨秋にようやく提供量が安定してきた。(以上朝日新聞20110305朝刊より)
子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンが品薄になり、予約してもすぐ打てない状態に陥っている。自治体の公費助成が始まり希望者が増えているためで、メーカーは3日、関係機関に「予測を上回る注文で全ての要望にお答えできない状況」と通知を出した。7月ごろまで厳しい状態が続きそうだという。
公費助成で需要増
HPVワクチン(ヒトパピローマワクチン)は、グラクソ・スミスクライン社(GSK)が2009年12月に発売。10歳以上の助成が対象で、半年以内に計3回の接種が必要になる。
国は昨年11月、HPVワクチンについて、来年度までの期限付きで全自治体で公費助成するための予算をつけた。助成の対象は原則として中1~高1の女子だが、自治体の判断で小学6年での実施も認めている。
GSKは公費で摂取する人を100万人と想定し、自己負担(1回1万6千円前後)で打ちたいという人の分も含めて約400万回分のワクチンを確保した。しかし注文が予想以上に多く、製造工場のあるベルギーから定期的に輸送される量が、需要に追いつかない事態になった。同社広報は「7月にはこの状態は改善できる」と話す。
08年に発売された子ともの髄膜炎を防ぐインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンでも品薄が問題化。予約しても「半年待ち」「妊娠が分かった段階で予約」という自体もあった。昨秋にようやく提供量が安定してきた。(以上朝日新聞20110305朝刊より)
Mar 5
肺炎球菌・ヒブ ワクチン接種が 一時中止になりました。
詳細は以下のとおりです。
厚生労働省は4日、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザb型(ヒブ)ワクチンの予防接種後に乳幼児4人が相次いでなくなったことを明らかにした。いずれのワクチンも接種を一時見合わせることを決め、自治体や販売業者に通知した。週明けにもワクチンとの因果関係を調べる専門家による検討会を開き、接種の再開を判断する。
同省によると、2日以降死亡が確認されたのは、兵庫県宝塚市、同県西宮市、川崎市、京都市で生後3ヶ月~2歳代の4人。このうち2人は心臓に持病があった。接種の翌日~3日後に死亡していた。接種した医師らの報告では、接種と死亡との因果関係は「評価不能」や「不明」という。小児用肺炎球菌とヒブは、乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐワクチンで今年度補正予算で公費助成が始まった。
4人が小児用肺炎球菌ワクチンのプレベナー(販売名)を打っていた。うち3人がヒブワクチンのアクトヒブ(販売名)との同時接種。もう1人はジフテリア・百日ぜき・破傷風混合ワクチン(DPT)との同時接種だった。
宝塚市は4日、当面、複数のワクチンの同時接種を中止することを決めた。
野々山恵章・防衛医大教授(小児科)は「死亡した子どもの死因について検証は必要だが、不用意にワクチンを怖がって、ワクチンが打たれなくならないようにして欲しい」という。(以上20110305朝日新聞朝刊記事より)
肺炎球菌・ヒブ ワクチン接種が 一時中止になりました。
詳細は以下のとおりです。
厚生労働省は4日、小児用肺炎球菌ワクチンとインフルエンザb型(ヒブ)ワクチンの予防接種後に乳幼児4人が相次いでなくなったことを明らかにした。いずれのワクチンも接種を一時見合わせることを決め、自治体や販売業者に通知した。週明けにもワクチンとの因果関係を調べる専門家による検討会を開き、接種の再開を判断する。
同省によると、2日以降死亡が確認されたのは、兵庫県宝塚市、同県西宮市、川崎市、京都市で生後3ヶ月~2歳代の4人。このうち2人は心臓に持病があった。接種の翌日~3日後に死亡していた。接種した医師らの報告では、接種と死亡との因果関係は「評価不能」や「不明」という。小児用肺炎球菌とヒブは、乳幼児の細菌性髄膜炎を防ぐワクチンで今年度補正予算で公費助成が始まった。
4人が小児用肺炎球菌ワクチンのプレベナー(販売名)を打っていた。うち3人がヒブワクチンのアクトヒブ(販売名)との同時接種。もう1人はジフテリア・百日ぜき・破傷風混合ワクチン(DPT)との同時接種だった。
宝塚市は4日、当面、複数のワクチンの同時接種を中止することを決めた。
野々山恵章・防衛医大教授(小児科)は「死亡した子どもの死因について検証は必要だが、不用意にワクチンを怖がって、ワクチンが打たれなくならないようにして欲しい」という。(以上20110305朝日新聞朝刊記事より)
