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幼児からの子育てに関する様々な情報を紹介しています。特にワクチン情報には力を入れています。
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今まで有料で接種していたヒブワクチン小児用肺炎球菌ワクチン、それに子宮頸がん予防ワクチン無料になりました。接種対象年齢はヒブワクチンと小児用肺炎球菌ワクチンが生後2カ月から5歳未満、子宮頸がん予防ワクチンが中学1年生から高校1年生までになっています。

開始時期は地域で少し異なり、すでに無料になった市町村、これから無用になる市町村もあります。対象年齢の方はは早めに受けましょう。詳しくは主治医に尋ねてください。

ヒブ感染症肺炎球菌感染症およびヒブワクチン・肺炎球菌ワクチンについてご説明します。

1.ヒブ(Hib)感染症
ヘモフィルス・インフルエンザ菌スペイン風邪流行の際、インフルエンザの病原体として間違われて名付けられたもので、毎年流行するインフルエンザウイルスではありません)のb型による感染症です。b型のみが細菌性髄膜炎肺炎急性咽頭蓋炎などの重症感染症を引き起こします。
このb型に対するワクチンがヒブワクチンです。b型以外は急性副鼻腔炎や中耳炎などを発症しますが、重症感染症を引き起こすことはまずありません。

細菌性髄膜炎の70%はヒブ菌によるものです。
一端発病すると死亡率5%、神経後遺症20~30%にも達する怖い病気です。
子どもの病気の中でもっとも重症なので、小児科医が一番に注意していますが、それでも早期に確実に診断することは困難です。

急性咽頭蓋炎の多くはヒブ菌によるものです。食べ物を食べる時、咽頭や気管に食べ物が入らないように、咽頭の上で蓋(ふた)の役割をするのが咽頭蓋です。
呼吸をするときには咽頭蓋は開いています。この咽頭蓋が腫れて呼吸困難になり生命の危機が生じます。
発熱から数時間でなくなることもあります。診断も治療もきわめて難しく、助かれば本当に幸運だったと思われるような怖い病気です。
上記の病気はヒブワクチンでほぼ100%防ぐことが出来ます。


2.肺炎球菌感染症
抗菌剤ができる前、日本人の死亡の原因の一番は肺炎球菌による肺炎でした。
現在は小児が肺炎球菌による肺炎でなくなることは極めて稀になりましたが、細菌性髄膜炎の30%や中耳炎の40%の起炎菌となっています。
ヒブ菌の髄膜炎よりもやや重症です。肺炎球菌ワクチンでこれらの病気の80%程度を防ぐことができます。

※生後2カ月から接種を開始しますが、この年齢は三種混合ワクチンの接種時期でもあり、短期間に効率よく接種するためには複数ワクチン同時接種が必要になってきます。
例としては、2カ月で「ヒブ+肺炎球菌」を同時接種、3ヵ月で「ヒブ+肺炎球菌+三種混合」を同時接種、4ヶ月でBCG接種、5ヶ月でまた「ヒブ+肺炎球菌+三種混合」を同時接種も考えられます。
主治医の先生とご相談ください。

             下村小児科 院長 下村国寿先生のおはなしより








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